1週間でLPICの基礎が学べる本〈3日目〉
3日目
・ファイルコピー
[cp コピー元ファイル コピー先ファイルorディレクトリ]
・ファイル移動(ファイル名変更)
[mv 移動先ファイル名 移動先ディレクトリorファイル名]
・ファイル名削除
[rm ファイル名]
⇒ゴミ箱に移動されるのではなく永久に失われる。
オプションに[-i]いれると、消される前に確認メッセージでてくる。
・ディレクトリ作成
[mkdir ディレクトリ名]
⇒複数階層のディレクトリを手っ取り早く作成するにはオプションに[-p]。
・ディレクトリコピー
[cp -r コピー元ディレクトリ名 コピー先ディレクトリ名]
⇒オプション[-r]は必要。
・ディレクトリ削除
[rm -r ディレクトリ名]
⇒オプション[-r]は必要。
[rmdir ディレクトリ名]
⇒このコマンドはディレクトリ名の中身が空じゃないとできない。
ファイルの圧縮、解凍
ファイルの圧縮で最も利用されているのがGNU Zip(gzip)形式。
ファイルの末尾が「.gz」になっているもの。
[gzip ファイル名]
圧縮したファイルを解凍するには[gunzip]コマンド。
[gunzip 圧縮ファイル名]
ディレクトリの圧縮、解凍
[guzip]コマンドはディレクトリには対応していない。
ディレクトリの内のファイルやサブディレクトリをディレクトリごと圧縮するにはまず[tar]コマンドを使って1つのファイルにまとめる。
こうして複数のファイルをまとめたファイルをアーカイブという。
アーカイブを作成するには、
[tar cvf アーカイブファイル名 ディレクトリ名]
このファイルを圧縮すればディレクトリが圧縮されたことになるのだ。
オプションには[-]をつけなくてもよい。
〈tarコマンドの主なオプション〉
オプション | 説明 |
---|---|
c | アーカイブを作成する |
x | アーカイブを展開する |
v | 詳細を表示する |
f | アーカイブファイルを指定する |
z | gzip圧縮を利用する |
ユーザーには、管理者ユーザー、システムユーザー、一般ユーザーがある。
一時的にユーザーを切り替えるコマンドがある。
[su (-) (ユーザー名) ]
root権限が必要な作業のときとか使う。
root権限が必要な作業が終わったら必ず[exit]コマンドでログアウトし元のユーザーに戻る。
Ubuntuでは[su]コマンドでrootユーザーになることができない。
かわりに[sudo]コマンドを使って管理者コマンドを実行する。
(前の本でやった。)
ユーザーをまとめて管理するグループ。
グループ単位でアクセス権を管理できる。
Linuxではすべてのユーザーがなんらかのグループに属さなければならない。
ユーザーがなんのグループに属しているかは[groups]コマンドで確認。
[groups (ユーザー名)]
⇒[id]コマンドでも調べられる。
ユーザーにとって最も基本となるデフォルトグループをプライマリグループ(基本グループ)という。
プライマリグループ以外に参加しているグループがあるとするとサブグループ(参加グループ)という。
・ユーザー作成
[useradd ユーザー名]
⇒ユーザー作成できるのはもちろんrootのみ。
作成されたばかりのユーザーにはパス設定されていない。
・パス設定
[passwd (ユーザー名)]
ユーザー情報は1ユーザーにつき1行のエントリとして「/etc/passwd」ファイルに格納されている。
パスワードは「/etc/shadow」ファイルに格納されている。
・ユーザーの削除
[userdel ユーザー名]
⇒もちろんrootユーザーのみ実行可能。
ユーザーエントリが削除されたあと、「/home」以下のホームディレクトリは残る。
ホームディレクトリが不要であれば、[rm]で消す。
それか、[userdel]コマンドにオプション[-r]つける。
・グループ作成
[groupadd グループ名]
・グループにユーザーを参加させる
[usermod -G グループ名 ユーザー名]
[usermod]は作成済みのユーザー情報を変更する)コマンドでもある。
・グループ削除
[groupdel グループ名]
⇒プライマリグループとするユーザーが存在する場合、グループは消せない。