まるもの勉強日記。

実はSE目指してます。

1週間でLPICの基礎が学べる本〈6日目〉

 

Linuxではソフトウェアをパッケージという単位で管理している。

〈パッケージの形式〉
RPMパッケージ(RedHatディストリビューション)
debパッケージ(Debianディストリビューション)

ソフトウェアが動作するにはいろいろなプログラムが共通して利用するライブラリや他パッケージが必要なこともある。
 ⇒ 依存関係


手動でやるのは大変なので、そういった情報を管理している「パッケージ管理システム」で行う。

〈パッケージ管理システム〉
YUMCentOSFedora
APT…Dbian GNU/LinuxUbuntu

 

時に必要なソフトウェアがパッケージ化されていないこともある。
見つからないときは、ソースコードを自分でコンパイルし実行ファイルを生成することもできる。

 

RPMパッケージは[rpm]コマンドを使って操作します。

[rpm オプション]

オプションはたくさんある。
[rpm]コマンドにはオプションは必須。

オプション 説明
-ivh パッケージファイル名 パッケージファイルインストー
-Uvh パッケージファイル名 パッケージファイル名アップグレード
-e パッケージ名 パッケージ名アンインストー
-q パッケージ名 インストールされているか確認
-qa パッケージ一覧表示
-qi パッケージ名 パッケージの説明表示

※パッケージ名とパッケージファイル名に注意すること

 

依存関係のエラーが出た場合、必要なパッケージを探しインストールする必要がある。

高度なパッケージ管理を行うYUMを使ってRPM形式のパッケージを扱うようになている。
YUMはインターネット上で確認でき、必要なパッケージをインターネット上から自動的にダウンロードできる。

YUM

[yum サブコマンド]
サブコマンド 説明
update 全体をアップデート
install パッケージ名 パッケージをインストー
remove パッケージ名 パッケージをアンインストー
update パッケージ名 パッケージをアップデート
list パッケージ一覧表示
info パッケージ名 パッケージの情報表示
search "キーワード" 検索

 

ファイルとして扱えるのはファイルシステムという仕組みがある。
⇒外部記憶装置データをファイルとして管理する仕組み

Linuxではハードディスクをはじめとするデバイスをファイルとして扱える。
ファイルアクセスと同じ仕組みでデバイスにアクセスできる。
バイスを表すファイルをバイスファイルという。
[/dev]ディレクトリ以下に配置される。

1台のハードディスクは複数の領域(パーティション)に分割して利用することができる。
パーティションは4つに分けられる。⇒基本パーティション
1つだけは拡張パーティションに変更できる。

パーティションを分割することでもし障害が発生しても被害を1つのパーティションにとどめることができる。

パーティションLinuxインストール時に作成できる。

[fdisk デバイスファイル名]

⇒既存のパーティションに対して新規のパーティションを作成したり削除したりするとデータが消えてしまうこともあるので注意!バックアップををとること。

パーティションを作成しただけでは、その中にファイルを保存することはできない。
ファイルシステムを作成する必要がある。
ファイルシステムはOSによって異なる。

ファイルシステム作成

[mkfs (-t ファイルシステム) デバイスファイル名]

 

Linuxにはドライブという概念がない。
すべて/ディレクトリ以下のディレクトリツリーに接ぎ木して管理している。
マウントして初めて使えるようになる。
マウントは外部記憶装置とつながる方法みたいなもの。

マウントを実行

[mount デバイスファイル マウントポイント]

マウントポイントはデバイスを接続するディレクトリのこと。
任意のディレクトリでOK。


 

ディレクトリやファイルの配置はFHSで規定されている。
主要なディストリビューションはFHSに準拠している。
(/bin,/boot,/dev,/etc など)

 

 

やっとここまできたよ、、(笑)

PHPのお勉強始めたところで、そっちに偏っちゃったな、、(笑)

 

拡張子

 

拡張子は、ファイル名の「.(ドット)」からうしろの部分。
ex) 「index.htm」⇒「htm」が拡張子

web作成において拡張子は重要。

 

もともと4文字の拡張子だったものが3文字になっているものがある。
ex) 「.html」⇒「.htm」

 

〈拡張子一覧〉

~HTML/XML

拡張子 説明
.htm/.html HTMLファイル。ウェブページ用記述言語「HTML」でマークアップされたテキストファイル。
.shtml SHTMLファイル。SSIを用いたHTMLファイル。

 

~テキストファイル~

拡張子 説明
.txt テキストファイル。Windows搭載のメモ帳などで編集可能。

 

スクリプト

拡張子 説明
.js JavaScriptスクリプトファイル。
.pl/.pm スクリプト言語Perlで記述されたファイル。
.cgi ウェブページからCGIとして呼び出されるスクリプトファイル。
.asp ASPファイル。

 

~画像~

拡張子 説明
.gif GIFファイル。広く使用される画像フォーマットの1つ。
.jpg/.jpeg/.jpe/.jfit JPEGファイル。GIFと並んでよく使用される。
.png PNGファイル。
.bmp/.dibrle Windowsの標準ビットマップファイル。ペイントの画像など。
.ico アイコンファイル。Windowsのアイコン用画像ファイル。

 

~音~

拡張子 説明
.mp3 MP3ファイル。動画技術の音声部分を取り出したもの。
.mid/.midi MIDIファイル。音の音符データを保護する。
.wav WAVファイル。Windowsの標準音声ファイル。

 

~マルチメディア~

拡張子 説明
.mov/.qt QuickTimeファイル。
.mpg/.mpeg MPEGファイル。

 

~圧縮~

拡張子 説明
.lzs LHAファイル。日本産の「LHA」で圧縮したファイル。
.zip ZIPファイル。世界的によく利用されている。

 

~アプリケーション~

拡張子 説明
.pdf PDFファイル。
.doc Microsoftのwordファイル。
.xls Microsoftexcelファイル。
.ppt/.pps MicrosoftPowerPointファイル。

 

Java

拡張子 説明
.class Javaのソースをコンパイルして作成される中間言語ファイル。
.jar 複数の.classファイルをひとつにまとめたファイル。

 

~実行ファイル・ライブラリ~

拡張子 説明
.exe Windowsの実行ファイル。
.dll Windowsのダイナミックリンクライブラリ。アプリケーション実行時に付加的に読み込まれて実行されるライブライファイル。

1週間でLPICの基礎が学べる本〈5日目〉

 

シェルにとって特別な意味を持つ文字をメタキャラクタという。
メタキャラクタとはファイルを検索するときに役立つ、ファイル名のパターンを表す特殊な記号のこと。

~主なメタキャラクタ~

メタキャラクタ 意味
0文字上の任意の文字
任意の1文字
[ ] [ ]内の任意の1文字、「-」を使って範囲指定できる
\ メタキャラクタの打ち消し

 

コマンドの標準出力を端末画面でなはなく任意のファイルに切り替えられるのをリダイレクト

コマンド>ファイル名

ファイルの末尾に追記する場合は「>>」を使う。

標準エラー出力をリダイレクする場合は「2>」「2>>」を使う。
エラーメッセージだけを別のファイルの保存するといったことができる。

 

コマンドの実行結果を別のコマンドの処理できるのがパイプ「|」

コマンド|コマンド

パイプは1画面に収まりきらない出力を[less]コマンドで表示するときなどに使う。

 

コマンドには別名をつけられる。
この別名のことをエイリアスという。
エイリアスを設定するには[alias]コマンドを使う。

[alias (別名)(=コマンド)]

[alias]のみ実行すると設定済みのエイリアスが出てくる。

エイリアスはシェルが終了すると同時に消える。

 


 

ユーザーが利用する言語やプロンプトの形などシェルが動作するうえで必要となるさまざまな情報は変数に保存される。

~シェルの主な変数~

変数 意味
HOME ユーザーのホームディレクト
HOSTNAME ホスト名(コンピュータ名)
LANG 言語処理方式
PATH コマンドを検索するディレクトリリス
PS1 プロンプトの書式
PWD カレントディレクトリのパス
UID ユーザーID
USER ユーザー名

変数に値を設定するときは

変数名=値

 

変数の内容は[echo]コマンドで確認できる。

[echo $変数名]

変数の内容はシェルが終了すると失われる。
変数の有効範囲は変数を定義したシェルの中だけ。

変数をエクスポートすると定義したシェルの中から起動したシェルや実行したコマンドから変数の値を参照できるようになる。これを環境変数という。

環境変数に対し、1つのシェルの中だけで使える変数をシェル変数という。

環境変数を設定するには[export]コマンド。

[export (変数名)(=値)]

イメージとしては別のbashにエクスポートって感じ。

新しいシェルやコマンドを起動したときにその値がコピーされデフォルトで利用できるようになる変数てこと。

設定されている環境変数を表示する[printenv]コマンド。
設定されているシェル変数と環境変数をすべて表示する[set]コマンド。

 


 

コマンドには組み込みコマンド外部コマンドがある。

〈組み込みコマンド〉

bashの主な組み込みコマンド~

コマンド 意味
alias エイリアスを作成
bg ジョブをバックグラウンドで実行
cd ディレクトリを移動
echo 引数の内容を表示
exit シェルを終了
export 環境変数を設定
fg ジョブをフォアグラウンドで実行する
history コマンド履歴
jobs ジョブで表示する
kill プロセスにシグナルを送信
pwd カレントディレクトリ表示
unalias エイリアス削除

〈外部コマンド〉

[which]コマンドを使うとコマンドの実行ファイルがどこにあるか確認できる。

外部コマンドはファイルを絶対パスで指定する必要がある。

コマンド名だけを入力すれば対応する実行ファイルを検索て実行できる仕組みが用意されている。

シェルは変数PASHに格納されているディレクトリの中をかたっぱしから検索し、コマンド名に一致する実行ファイルを見つけたらそれを実行する。
これをコマンドサーチパス(パス)という。

ファイル名を探したいとき

[locate ファイル名パターン]

リアルタイムでファイルを検索したいとき

[find (検索対象パス) (検索式)]

~主な検索式~

検索式 説明
-name ファイル名を指定する
-size ファイルサイズを指定する
-atime ファイルの最終アクセス日を指定する
-amin ファイルの最終アクセス時刻を○分前で指定
-mtime ファイルの最終修正日を指定する
-mmin ファイルの最終更新時刻を○分前で指定する
-perm ファイルのアクセス権を指定
-type ファイルタイプを指定する

[find]コマンドに[-exes]をつけると何らかの操作を加えることができる。
消去とかね。

[find (検索対象パス) (検索式) -exec 実行コマンド {} ¥;]

 

文字列のパターンを表記するための手法、正規表現
正規表現では様々なメタキャラクタを利用できる。

正規表現の主なメタキャラクタ~

メタキャラクタ 説明
. 任意の1文字にマッチする
直前にある文字の0回以上の繰り返しにマッチする
[ ] [ ]内の任意の1文字にマッチする
^ 行頭にマッチする
$ 行末にマッチする
\ 直後に続くメタキャラクタの意味を解除する

※シェルのメタキャラクタと混同しないように注意!
(シェルの「?」は正規表現では「.」で表す。)

正規表現の例~

説明
a.c 「abc」「a1c」などにマッチ
.* 0文字以上の文字列にマッチ
[A-Z] 大文字のアルファベットにマッチ
[0-9][0-9] 2桁の数字にマッチ
^$ 空行にマッチ
^# 行頭の「#」という文字にマッチ
\ .txt 「.txt」という文字にマッチ

 

正規表現Linuxのいくつかのコマンドで利用できる。

[grep]はテキストファイルの内容を検索し、指定した正規表現にマッチする行があれば表示するコマンド。

[grep (オプション) (文字列パターン) (ファイル名)]

~[grep]のオプション~

オプション 説明
-F 文字列パターンを正規表現ではなく単なる文字列として扱う
-c マッチした行数だけを表示
-i 大文字と小文字を区別しない
-I マッチした行のあるファイル名のみ表示
-n 行番号をあわせて表示
-v マッチしなかった行を表示

 

[head]はファイルの先頭だけを表示するコマンド。

[head (-行数) (ファイル名)]

行数のデフォルトは先頭10行。
パイプを使って他のコマンドの出力の先頭部分だけを表示することもできる。

 

[tail]はファイルの末尾部分だけを表示するコマンド。

[tail (-行数) (ファイル名)]

こっともデフォルト10行。

 

[sort]はファイルの内容をソート(並び替え)して表示するコマンド。

[sort (オプション) (ファイル名)]

~[sort]のオプション~

オプション 説明
-n 文字列ではなく数字を数値としてソート
-r 逆順にソート

 

[nl]は行番号をつけてファイル内容を出力する。

[nl (ファイル名)]

 

[wc]はファイルの行数、単語数、バイト数を表示する。

[wc (オプション) (ファイル名)]

 

しばらく更新が空いてしまった、、

が、しかし進展はありました。

 

今年は何かと出会いの多い年であります。

これをどう生かせるかきちんと考えなくては。

目標を明確に。

1週間でLPICの基礎が学べる本〈4日目〉

 

4日目

ファイルやディレクトリを作成したユーザーが所有者
所有者のプライマリグループが所有グループに適用される。

・所有者、所有者のグループの確認

[ls -l]

・所有者の変更

[chown (-R) 所有者名 ファイル名orディレクトリ名]

ディレクトリ自体の情報表示

[ls -ld]

ディレクトリ以下のすべてのファイル、サブディレクトリの所有者をまとめて変更するにはオプション[-R]必要。

・所有グループ変更

[chgrp (-R) グループ名 ファイル名orディレクトリの名]

・所有者、所有グループの両方を変更するとき

[chown ユーザー名:グループ名orユーザー名:グループ名 ファイル名orディレクトリ名]

〈アクセス権〉

所有者、所有グループに属するユーザー、その他のユーザーに対して、読みだせる権利(r)、書き込める権利(w)、実行できる権利(x)がある。

読みだせる権利(r)=
書き込める権利(w)=
実行できる権利(x)=

それぞれ数値が決まっていて、これらを足し合わせた数値とかで表したりする。

rw- r-- r--
420 400 400 ⇒ 4+2+0 4+0+0 4+0+0
6 4 4


パーミッション変更

[chmod (-R) アクセス権 ファイル名orディレクトリ名]

⇒アクセス権には数値(上記のやつ)か記号(何に対してなんのパーミッション与えるか)入れる。


文字情報のみが記録されたファイルのことをテキストファイルという。
Linuxテキストエディタ「vi」という。

「vi」にはコマンドモード挿入モードがある。

〈コマンドモード〉

キーボードから入力した文字はすべて「viエディタのコマンド」とみなされる。

~主なカーソル移動コマンド~

コマンド 説明
一文字左へ移動
一文字下へ移動
一文字上へ移動
一文字右へ移動
行頭へ移動
行末へ移動
gg ファイルの先頭へ移動
ファイルの末尾へ移動

〈挿入モード〉

~挿入モードへの切り替えコマンド~

コマンド 説明
カーソル位置から入力開始
カーソルを行頭に移動しその位置から入力開始
о 行下に空白行を挿入し入力開始
О 行上に空白行を挿入し入力開始
右側の位置から入力開始
А 行末に移動し右側から入力開始

挿入モードからコマンドモードに切り替えるときは[Esc]キーを押す。

変更を保存せずに「vi」を終了するのであれば[:q!]を押す。
操作ミスして分けわかんなくなったらとりあえずこれ。

~「vi」の主な編集コマンド~

コマンド 説明
dd 現在のカーソルがある行を切り取る(カット)
yy 現在のカーソルがある行をコピーする
カーソル行の次行にバッファの内容を貼り付ける
xor [Dlete] 一文字消す
Xor [BackSpace] 左の一文字切り取る

 

「vi」エディタではコマンド直前に数字を入力すると数字の回数だけコマンドが繰り返される。
例えば、[3dd]とすると3行分切り取られる。
カーソル操作においてもこれは利用できる。

 

文字列を検索したいときはコマンドモードで「/」
「/」のあとに検索したい文字列をいれ[Enter]キーを押す。

 

「vi」エディタでは[set]というコマンドを使って様々な設定を変更できる。
[:set]に続ける。

~[set]コマンドによる「vi」エディタの設定例~

コマンド 説明
:set number 行番号表示
:set nonumber 行番号を表示しない
:set hlsearch 検索結果のハイライト表示を行う
:set nohlsearch 検索結果のハイライト表示を行わない
:set ts=<文字数> タブスペースを指定する

※シェルの[set]コマンドとは別物。

1週間でLPICの基礎が学べる本〈3日目〉

 

3日目

・ファイルコピー

[cp コピー元ファイル コピー先ファイルorディレクトリ]

・ファイル移動(ファイル名変更)

[mv 移動先ファイル名 移動先ディレクトリorファイル名]

・ファイル名削除

[rm ファイル名]

⇒ゴミ箱に移動されるのではなく永久に失われる。
オプションに[-i]いれると、消される前に確認メッセージでてくる。

ディレクトリ作成

[mkdir ディレクトリ名]

⇒複数階層のディレクトリを手っ取り早く作成するにはオプションに[-p]

ディレクトリコピー

[cp -r コピー元ディレクトリ名 コピー先ディレクトリ名]

⇒オプション[-r]は必要。

ディレクトリ削除

[rm -r ディレクトリ名]

⇒オプション[-r]は必要。

[rmdir ディレクトリ名]

⇒このコマンドはディレクトリ名の中身が空じゃないとできない。

 


ファイルの圧縮、解凍

ファイルの圧縮で最も利用されているのがGNU Zip(gzip)形式
ファイルの末尾が「.gz」になっているもの。

gzip形式でファイルを圧縮するには[gzip]コマンド。

[gzip ファイル名]

圧縮したファイルを解凍するには[gunzip]コマンド。

[gunzip 圧縮ファイル名]

ディレクトリの圧縮、解凍

[guzip]コマンドはディレクトリには対応していない。

ディレクトリの内のファイルやサブディレクトリをディレクトリごと圧縮するにはまず[tar]コマンドを使って1つのファイルにまとめる。
こうして複数のファイルをまとめたファイルをアーカイブという。

アーカイブを作成するには、

[tar cvf アーカイブファイル名 ディレクトリ名]

このファイルを圧縮すればディレクトリが圧縮されたことになるのだ。

オプションには[-]をつけなくてもよい。

 

〈tarコマンドの主なオプション〉

オプション 説明
アーカイブを作成する
アーカイブを展開する
詳細を表示する
アーカイブファイルを指定する
gzip圧縮を利用する

 

ユーザーには、管理者ユーザー、システムユーザー、一般ユーザーがある。

一時的にユーザーを切り替えるコマンドがある。

[su (-) (ユーザー名) ]

root権限が必要な作業のときとか使う。
root権限が必要な作業が終わったら必ず[exit]コマンドでログアウトし元のユーザーに戻る。

Ubuntuでは[su]コマンドでrootユーザーになることができない。
かわりに[sudo]コマンドを使って管理者コマンドを実行する。
(前の本でやった。)

 

ユーザーをまとめて管理するグループ。
グループ単位でアクセス権を管理できる。

Linuxではすべてのユーザーがなんらかのグループに属さなければならない。
ユーザーがなんのグループに属しているかは[groups]コマンドで確認。

[groups (ユーザー名)]

⇒[id]コマンドでも調べられる。

 

ユーザーにとって最も基本となるデフォルトグループをプライマリグループ(基本グループ)という。
プライマリグループ以外に参加しているグループがあるとするとサブグループ(参加グループ)という。

・ユーザー作成

[useradd ユーザー名]

⇒ユーザー作成できるのはもちろんrootのみ。

作成されたばかりのユーザーにはパス設定されていない。
・パス設定

[passwd (ユーザー名)]

ユーザー情報は1ユーザーにつき1行のエントリとして「/etc/passwd」ファイルに格納されている。
パスワードは「/etc/shadow」ファイルに格納されている。

・ユーザーの削除

[userdel ユーザー名]

⇒もちろんrootユーザーのみ実行可能。

ユーザーエントリが削除されたあと、「/home」以下のホームディレクトリは残る。
ホームディレクトリが不要であれば、[rm]で消す。
それか、[userdel]コマンドにオプション[-r]つける。

・グループ作成

[groupadd グループ名]

・グループにユーザーを参加させる

[usermod -G グループ名 ユーザー名]

[usermod]は作成済みのユーザー情報を変更する)コマンドでもある。

・グループ削除

[groupdel グループ名]

⇒プライマリグループとするユーザーが存在する場合、グループは消せない。

1週間でLPICの基礎が学べる本 〈1日目・2日目〉

 

新しく得た知識だけメモします。

1日目

ディストリビューションは大きく分けると3種類ある。

Red Hatディストリビューション...Fedora,RedHatEnterpriseLinux,CentOS
Debianディストリビューション...Ubuntu
・その他のディストリビューション...Slackware,OpenSUSE


オープンソースを推進しているOSI(open souce initiative)。

OSIオープンソースの定義を提唱している。
OSIの定義に則ったライセンス(使用許諾)を取得しているソフトウェアがオープンンソフトウェアとよばれる。

有名なオープンソースライセンスはGNU GPL
LinuxGPLを採用している。

オープンソースウェアには開発者や利用者たちでつくられたコミュニティがある。


2日目

Windowsの作業はGUIが多い。
Linuxの作業はCUIが多い。

CUIは慣れればGUIより早くなる。
自動化しやすく、ネットワーク経由で操作しやすい。

LinuxGUIを利用するときはX Windows Systemというソフトウェアが使われる。
デスクトップを実現するのをウィンドウマネージャっていう。
Linuxカーネルは同じでも、GUIの見栄えや操作体系はウィンドウマネージャによってちがう。


〈ファイルの種類〉
・通常ファイル...データやプログラムが格納されたファイル(テキストファイル、バイナリファイル)
ディレクトリ...フォルダ
・リンクファイル...ファイル名と実体をひもづける(シンボリックリンク、ハードリンク)
・特殊ファイル...ファイルを通してデバイスを扱えるようにする(デバイスファイル)

ファイルサイズや最終更新日時、アクセス権、ディスク上のどの場所にファイルの内容が書き込まれているかといった情報が記録されているものをi ノードという。

i ノードには連番がつけられている。
i モード番号を確認するに「ls」コマンドにオプション「-i」つける。

このi ノード番号とファイル名の対応付けをリンクという。

Linuxでは1つのi ノードに複数ファイル名をリンクさせられる。
これをハードリンクという。

ハードリンク作成は、

[ln 元のファイル 作成するリンクファイル]

そんで、ファイルに別名をつける仕組みをシンボリックリンクという。
ファイルの別名を使いたい場合、ハードリンンクよりシンボリックリンクを使用する。

シンボリックリンンク作成は、

[ln -s 元のファイル 作成するファイル]

ハードリンクは元のファイルと同じi ノード番号をもつ。
シンボリックリンクはあくまでファイルの参照先を格納しているにすぎない。

Virtual Box(Windows)にCentOSをインストールする方法

VirtualBox(Windows)にCentOSをインストールする方法。
VirtualBoxのインストール方法はこちら

CentOS インストール準備

まずは、公式ページからIOSファイルをダウンロードする。
(IOSファイルとは、CDやDVDなどの中身を1つにまとめたファイルのこと。)

【Get CentOS Now】ボタンをクリックする。

【DVDISO】をダウンロードする。
⇒ネットワーク回線が狭い環境の場合【MinimalISO】を選ぶと良いらしい。

ダウンロードするURLがたくさんでてくる。

「Actual Country」の下が日本のサーバーなのでそこから選択する。

選択したらダウンロード終わるまで待つ。

仮想マシン作成〉

終わったら、VirtualBox開く。仮想マシン作成します。

【新規(N)】クリック。

仮想マシンの名前とオペレーティングシステムのタイプ選択。

タイプはUbuntu同様、Linux。バージョンはRed Hat

次に、メモリーやハードディスクのサイズなどの設定。
メモリは最低でも512Mib必要らしい。
ハードドライブのファイルタイプはVID
物理ハードドライブにあるストレージは固定サイズを。
仮想ドライブの容量を指定。
私は、10.00GBにしたかな、たしか。

ここまできたら、作成した仮想マシンが左側の仮想マシン一覧に追加されます。
仮想マシンを選択し、左上の【設定】をクリック。

設定ダイアログが表示されたら、左側にある【ストレージ】を選択。

コントローラー:IDEの下にある【空】をクリックし、右側にある【光学ドライブ】のさらに右側にあるディスクのマークをクリック。
「仮想光学ディスクファイルを選択」をおし、ダウンロードしたファイルを選択。

Ubuntuと同じやね。

ここまできたらインストールする準備は完了。

インストール手順

仮想マシン一覧から作成した仮想マシンを選択し、【起動】を選択。

CentOSインストーラーが起動するので、そのまま【Enter】キー

次に言語を選択する。
日本語を選択。

次にインストールの概要を決めます。

・「ソフトウェアの選択」しベース環境からサーバー(GUI使用)を選択して【完了】。
・「インストール先」を選択し何もせずに【完了】。
・「ネットワークとホスト名」を選択し設定画面の右側上にあるスイッチをオンにして【完了】。

次にユーザーの設定をします。
その際に記号や暗号化方式の互換性に目を通しておくこと。

・「rootパスワード」を選択し任意のrootパスワードを入力して【完了】。
・「ユーザーの作成」を選択して任意のフルネーム、ユーザー名、パスワードを入力する。[sudo]と[sudoedit]コマンドを有効にするため、「このユーザーを管理者にする」にチェックをいれて【完了】。

CentOSのインストールが完了するのを待つ。
終わったら、設定画面左下の【再起動】をクリック。

再起動後、初期セットアップ画面が表示される。
「ライセンス情報」を選択し、同意できるならライセンス契約に同意する。
チェックいれて【完了】し【設定の完了】。

ログイン画面い切り替えるので、ユーザーを選択しログインする。

日本語が選択されているのでそのまま【次へ】。

入力ソースもそのまま【次へ】。

オンラインアカウントもそのまま【次へ】。

「Start using CentOS Linux」をクリックしてセットアップを完了。


〈参考〉
VirtualBox (Windows) 上に CentOS 7 をインストールする
【初心者でもわかる】Linux CentOSのインストール方法まとめ